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スズキ的イチニチ
第46話
「考えられないシリーズパート5」
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「 考えられないシリーズパート5 」
えーこの頃、夫婦喧嘩が絶えないスズキです。
お互い我慢と妥協が出来ない時期なのかもしれません。
本当に些細な事でバトル開始です。
「おい！今日犬のブラッシングしたのか？」
「何で私が担当なの？そんな事誰が決めたの？アンタプロでしょ！あんたがやってよ」
「アンタってお前なんだその口の利き方は！！」
「アンタだってお前って言っているじゃない、、、○×*+/-*、、、」と、まぁこんな感じ、、、
傍で見ている犬達はボーっと眺めているだけ。
夫婦喧嘩は犬も食わないとよく言ったもんです。
私の性格は「隠れドＳ」なので徹底的に理詰めで相手に反論の余地を全く与えず征服してしまいます。
それも泣かすまで追い込みます。
男として最低ですが、ただ会社では二十歳そこそこの小娘に
「ちゃんと片付けてください」
「ゴミはゴミ箱に！」
「伝票の字が汚い」
など母親に叱られているよう子供のように小さくなっている鈴木もいます。
まぁ前フリはこれ位にして本題でも書きますか。
「考えられないシリーズパート5」ですが、
ある日私の携帯に「非通知」着信があり出てみると（相手をＡとします）
Ａ「あのーケイズペットさんですよね？実はお願いがあるのですが、、、
うちの子を引き取ってもらえないでしょうか？」
私「え！なんでまた」
Ａ「仕事の関係で犬が飼えないマンションに引っ越す事になりまして」
私「それなら犬が買えるマンションにすればいいじゃん、」
Ａ「お金が、、、」
私「お金ってアンタ！あんたの都合で犬を飼ってあんたの都合で犬捨てるって
良心痛まないの？」
Ａ「え？捨てる？」
私「仕事の都合で飼えなくなったから捨てるんじゃないの？」
Ａ「捨てるんじゃなくて買い取って欲しいんですけど」
私「はぁーーー？何言ってんの！買い取るってどういうこと？お宅ブリーダー？」
Ａ「いやいや、そうじゃなくうちの子なんだけど、うちの子ね血統書がちゃんと有って
親がチャンピオン犬でね、とってもいい犬なの。だから引越し費用の一部にしたくて
是非買い取って欲しいんですが、、」
私（心の中で馬鹿がキターと叫び）
「あんたなんか勘違いしてない？血統書があろうがチャンピオン犬の直子だろうが
屁のツッパリにもならん！だいたい犬を手放さない時は、すみませんこれ１０年分の
ご飯代です。それと亡くなるまでのワクチン代です。といって５０万位包むのが常識だ！
まぁ手放す時点で人間として失格だがアンタはもっと最低だ！」
Ａ「え！買ってくれないの？どうしよう、、、引越しが来週なのに、、、
（電話の奥のほうで「え！買ってくんねぇの」と馬鹿旦那の声が聞こえた）
わかりました。他当たってみます」
私「え！おいチョット待て、ガチャ ツーツーツー」
というお話がありました。
まだまだ世の中馬鹿が多いと実感しました。
折角パチンコで確率変動爆連中だったのに一瞬にしてテンション駄々下がりです。
当然のように確率変動も終了し出ていた玉も全て無くなり散々な一日でした。
考えられない！！！
日本はダイブ動物文化が向上し食生活でも人間の残飯を挙げることも少なくなり、
調子悪ければ病院に行くようになったし、ペット美容の利用頻度も１０年前に比べれば飛躍的に向上しました。動物環境を整える為に法改正も行なわれていい傾向になってきていますが、まだま欧米に比べれば１００年遅れています。
イギリスでは日本のように犬を陳列販売ではなく犬はペットショップで飼うものではなくブリーダーから譲ってもらうものですし、ある国では犬を捨てさせない為に飼い主識別のマイクロチップを埋め込まないと犬の販売が出来ない国もあります。
日本はやはりまだまだですね、、馬鹿夫婦の電話でふと考えさせられました。
皆さんペットは一生涯大切にしてください。
犬は飼い主を裏切りませんし飼主を選ぶ事も出来ません。
よろしくお願い致します。夫婦喧嘩中のスズキより
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