「 犬の愛情表現 」
だいぶ暑くなってきましたね、ペットにとって気温が高い時のお散歩は注意が必要です。
特に顔がつぶれている犬種や足が短い犬種は太陽からの直射日光やアスファルトからの照り返しをもろに受けてしまいすぐに体温が上昇し熱中症になってしまします。アスファルトをさわって人間が熱いと感じるようであればお散歩はなるべく涼しい時間にするようにしましょう。
犬は人間と違い上手く汗をかけません、犬は足の裏と呼吸で体温調節しています。
そして犬は「熱い」「喉が渇いた」とは言ってくれませんので飼い主様が普段との変化を十分に感じ取れるように毎日観察してあげてください。
そして暑くなってくると寄生虫が発生しやすくなってくる季節です。
なるべく「草むらには入らない」「近寄らない」ようにしましょう。
ノミダニはどこで寄生してくるかわかりません。獣医さんから処方されるノミダニ駆除剤は必ずつけましょう。獣医さんからの処方であればある程度安心ですが量販店やペットショップで販売されているものは効果が期待できません。必ず獣医さんから処方された駆除剤をつけましょう。
当店ではペットホテルで預かる際、獣医さんから処方されたノミダニの駆除剤を付けていないとお預かりが出来ません。ご注意ください。
犬は人間みたいにしゃべれません。上記の様に「暑い」も言えなければ「痛い痒い」も具体的に話すことはできません。飼い主が犬の気持ちや態度や状態、雰囲気を感じ取ってあげなければ動物たちの気持ちをわかってあげることはできません。ただ今までの世界各国の動物研究により犬の行動で飼い主への愛情表現がわかるようになってきました。それではいくつか紹介してみようと思います。
「かわいい(気持ち悪い)プレゼントを持ってくる」おもちゃをひざに持ってきたからと言って、わんこはいつも遊びたいわけじゃないんです。彼らが望んでいるのはシェア。
すごーいものを持ってくるのは、大好きな人と分かち合いたいから。
昔私は愛犬から散歩中ネズミを渡されたことがあります(涙)
「ご飯の後、あなたのそばでゲップをする」ありがたいことに、犬のげっぷは愛情表現ではありません。が、ごはんを食べてお腹いっぱいになった彼ら。100%リラックスできる人の横でリラックスしたいんです。
「伝染あくび」人間の場合、あくびがうつるのは共感のサイン。ある研究によれば、犬もそうなのだとか。あくびを真似するのは、彼らがあなたに同調している証拠。
「飼い主が出かけるときはクール」家を出る時、ちょっとはさびしそうな様子を見せて欲しいのに、彼らは冷静ーー。それは、あなたとの絆を信じているから。それに、すぐ戻ってくることも知っています「帰ってきたら大喜び」出かける時は冷静でも、帰宅時に「帰ってきたの!?やった!!!」と走り回ったりジャンプするのは、あなたが近くにいてどれだけうれしいかのサインです。
「一緒に寝たがる」寝ようとする時わんこがベッドの周りに来たり、お布団を独り占めするのは、可能な限り近くにいたいから。群れの一員であるあなたに、彼らはとっても忠実です。「じーっと見つめる」にらめっこの可能性もありますが、見つめることは犬にとってハグと一緒。あなたと遊んでいたり抱っこしている時なら、目で大きなハグをしているってことです。ぎゅっ。
「飼い主を見ると眉をあげる」最近発表された日本の研究によると、犬は飼い主を見るとすぐ眉を上げるのだとか。知らない人の場合は表情があまり変化しなかったのです。眉を上げるミステリアスな表情は、愛する人(あなたですよ!)に対する暗号です
「足に寄りかかってくる」そわそわする時、不安な時。彼らはあなたの足に寄りかかってくるかも。これは、完璧にあなたを信用し、面倒を見てくれると信じているってこと。
「いつだって一緒に居たがる」あとをついてくるのは献身と愛のサイン。
のりみたいにぴったりくっついてくるのは、彼らの背が高く、毛が少ない群れのリーダーへの心から深い愛情を伝えているんです。
因みに家の愛犬は奥さんのトイレとお風呂にはついてくるそうです。私にはついてきません(涙)