「　久しぶり　」

先日、高校時代の柔道部OB会が24年ぶりにありました。
やさしさの塊が表情に出ている私ですが「柔道部」だったんです。全員40歳過ぎのおっさんが10人ほど集まり久しぶりにワイワイやりました。厳つい顔のおっさんに「アキラ先輩お久しぶりです」なんて言われて恥ずかしかったのですが同じ時代を汗と涙と喜びを過ごした仲間は一生の友人。たった三年間という人生において短い期間ではあったが一生の友人になれるということは「友人は数ではなく質」なんだと再認識しました。
昔から「中学の友達は地域の友達」「高校の友達は一生の友達」「大学の友達は世界の友達」といわれるように人生において、たった3年間の友達が一生の友達になれるということは素晴らしいことですね。「友人は財産」楽しかった４時間でした。

人生40年もやるといろんなことがあります。私も家族全員がペット産業に行くとは思っていなかったらしく、いまだに親戚に合うと「お前がペット業界？」と驚かれます。先日のＯＢ会でも「なんでペット業界なの？」と驚かれました。
同級生や後輩達も様々な人生を歩んできたらしく一人は一部上場の管理職に着いた奴がいて一人はフリーターを満喫し夢を追いかけていたり一人は子供が5人いてバツイチになり全員の養育費を払っているものもおり一人はペット業界でもがき苦しんでいます。「ただとりあえず全員元気に生きている」それぞれ置かれている立場において幸せの価値観は違いますので人生において何が正解で何が不正解かは人それぞれ。

ある後輩が40過ぎたら「顔に人徳が表れる」と言っていましたが他人から見て私の顔はどうなんだろう？人徳って何？幸せの価値観や生活の充実感は自分でしかわからないもの他人と比べるからおかしくなるのかもしれません。自分の人生は自分で選んだもの自分で選んだものに間違いはない、小さな決断の積み重ねで今の人生がある。だから「こんなはずじゃなかった」「なんで俺はこうなんだ？」と嘆く後輩がいましたが、それは小さな積み重ねの結果で「今」があるんじゃないかとおこがましくもアドバイスしました。私はいつも何か決断しなければならないときは「ラクな方か苦しい方か」で決断するのではなく「どちらを選択したらたのしいか」という選択をするように心がけています。「ラクな方」を選んでしまうと人生において得られるものや達成感が希薄になりがちです。一度「苦しい方」を選んでしまうと人って痛みや苦痛には慣れないものなので二度と苦しい方を選ばなくなりますし一度逃げる選択をすると癖になりますからね（笑）とりあえずみんな元気でよかった。

久しぶりつながりでもう一つ、当店は営業を始めて17年、創業当時の当時のお客様のワンコはほとんど天国に行ってしまいました。残念で悲しいことですが生き物なので命の尊さを感じながらペット業界に携わらせていただいております。ただ2,3年前から昔当店をご利用されていた方が「2代目」のペットを家族に迎え入れ、また当店をご利用頂けている方が増えました。「やっぱりまたあんたの所でお願いするわ」「この子もよろしくね」サービス業をしていて本当にうれしくなる瞬間です。やってきたことが間違いではなかった本当にありがたい。
PCの状態は悪くないのですが会社の方針が変わりかなりバタついております