「柔軟性と多様性」
怒涛の年末年始が終わり、少し気持ち的に余裕が出てきた今日この頃です。
ペット業界はサービス業であり季節業でもあります。
ハイシーズンがあり落ち着ける時期もあります。年末年始はハイシーズンです。
やはりワンちゃんやネコちゃんを綺麗にして気持ち新たに新年を迎えたいと思うのは誰しも思う事です。当店も例外なく年末はトリミングやグルーミングで大変混雑いたします。ただ当店の場合は年末のご予約に関しては申し訳ございませんがカスタマー会員様を優先してご予約を頂いております。昨年も多くのカスタマー会員様に御利用頂き心から感謝申し上げます。
年始に関しましてはお預かりしたワンちゃんネコちゃんをお預かりするホテルのハイシーズン時期に当たります。当店はケージではなく約2〜4畳のお部屋預かりの為、早い方だと8月くらいからお正月のホテルをご予約される方がいらっしゃいます。毎年ホテルに関しましては確実に満室になっております、今シーズンも予約満了によるお断りをせざるを得ないお客様が多くいらっしゃったことを心よりお詫び申し上げます。
昔、修業時代は「除夜の鐘は店で聞く」という名言?格言?的なものがあり「予約は全部受ける」「ホテルの予約は断らない」「部屋がないなら作る」という気が遠くなるほどグルーミングやトリミング、ペットホテルをしておりましたが、良い?思い出です。
関係ないお話ですが先日、海外の友人に言われたことですが日本の年末年始は面白い!日本人の「柔軟性は飛び抜けている」どんなことが飛び抜けているの?と聞いたところ1年を通して様々な宗教や文化を受け入れている。
良い言い方そうなのかもしれないが裏を返せば節操がないという事なのかもしれない。特に年末年始の2週間は3つの宗教を日本全体で慣例行事として盛り上げている、「クリスマス(キリスト)」→「除夜の鐘(仏教)」→「初詣(神道)」と短期間で渡り歩き本当に面白いそうです。特に日本人は「神様」と言われているものに対して様々な扱い方をする。普段は絶対に人の目には触れさせないように厳重に保管することもあれば神様を神輿に入れてぶつけあったり投げ合ったりしている。実に面白い柔軟性があり多様性がある。
こんな国は「日本しかない」なるほど普段何気ない行為が海外の方から見ると不思議でならない事が多いんですね。今年はオリンピックの年で様々な国の方々が日本にいらっしゃいます。さぞびっくりする事でしょう。多様性と柔軟性が日本人の強みなのかもしれない