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スズキ的イチニチ

第178

結婚



「結婚」


先日、仕事の打ち合わせの前に喫茶店でお茶を飲みながら書類を整理していました。
打合せまで2時間あったのでゆっくりやっていたのですが、隣に親子かなぁ?と思える年齢は30代と60代の男女が来られて何やら打ち合わせをしていました。60代の女性が30代の男性に身振り手振りをしながらレクチャーをしており男性はその話をメモを取っているといった感じでした。
どうも話を聞いているとこれからこの男性はお見合いのようで60代の女性が結婚相談所の方なのかな?といった感じです。
「いいですか、何時に相手の女性がいらっしゃるのではじめは席を立って挨拶してくださいね」
など細かな指示を出している感じでした。不謹慎ですが他人のお見合いが初めてなんで興味本位で仕事をするふりをしながら聞き耳を立ててしまいました。30分が経つ頃でしょうか?30代前半の女性が60代の女性に連れられて男性に紹介されお互いに自己紹介が始まりました。
60代の女性はその場から離れて2人だけの時間となりぎこちない会話スタートといった感じです。

女性が「本日はお待たせして申し訳ございません」と
男性「いえいえ40分ほど待ちましたが大丈夫です」この時点で私は「ん?」と思いましたがその後の会話も
「私、料理することが好きなんです!」と女性が話すと「手料理は苦手ですが食べられます」と
こいつ喧嘩売ってんのか?と爆笑しそうになりました。
ただ前後の話を聞いているとこの男性に悪気はなく婚活も至って真面目に受け答えていたのでこの女性が嫌での受け答えではなく、多分「根っからの正直」というか悪気がなく「なんでも口に出すタイプ」なんだと実感しました。お見合いが始まって20分が経った頃でしょうか?女性が何を話しても本音が出てしまう男性に嫌気がさしたのでしょう「本日は遅れて申し訳ありませんでした。それでは解散いたしましょう」とお見合いは終了。

男性が「またお会いすることを楽しみにしております。」もう「また」はないだろ!と心の中で突っ込みを入れました。嘘や見栄っ張りより正直なことは大切ですが相手あっての結婚となるとなかなかハードルが高そうだ。結婚って赤の他人同士が人生の半分以上一緒に生活をすることですから「正直」が一番なのかもしれないが「正直」さ故に自分が望むものから遠ざかってしまう可能性がある。結婚だけが全てではなし結婚が幸せとは限らない。幸せの価値観って人それぞれ、何をもって幸せかは結局のところ「自己満足」なのかもしれない。

ワンちゃんの結婚って定義はないけどうちのワンコに子供が欲しいと思われる方が結構います。
愛犬がオスとメスとでは子供を作れるか作れないかは大きく変わってきます。メスの場合は比較的相手を見つけることは容易いですが残念ながらオスの場合はほとんど相手を見つけることは難しいです。オスの愛犬がドッグショーなどでタイトルでも取れれば話は別ですがそうでない場合はほとんど子供を作ることはできません。もし子供がほしい場合はメスを迎い入れる(購入)することになります。これが犬の世界の現実です。
「幸せの価値観」はそれぞれだけど私は人間でよかったと思います(笑)


 
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