「 幸福度 」
先日、トイレの個室に入っていたら隣の個室から「今日どこ行くの?」と突然声をかけられ、ズボンをおろしたあられもない格好で戸惑いながら「パチンコです」と答え、
一瞬沈黙がありましたが
「え!マジに、そのあとの予定は?」と聞かれたので
「えーえーっと飯でもいかこうと思っています。」と答えたら、また一瞬沈黙の後
「じゃ俺も一緒に行っていい?」と言ってくるので私は
「え!マジにですか?」と答えた後また、一瞬沈黙の後で隣の個室から
「なんか隣の個室から電話に割り込んでくるやつがいるから後でまたかけなおすよ」と聞こえ
一瞬で心拍数が上がる実感をした鈴木です。
その時は速攻でズボンを履いて逃げるように個室を出たのは言うまでもありません。
正直お尻をちゃんと拭いたのかも覚えておりません。久しぶりに心の底からあわてました。
いやー人間って狭い個室の中でも急激にあわてると右向いたり左向いたり目が泳ぐといった現象になるもんなんですね。本当にあせりました。隣のトイレの個室から聞こえてくる声にみなさんお気を付けください!
さてさて本題の「幸福度」ですが人ってそれぞれ感じ方によったり自分が置かれている状況によっても「幸福だな」思える瞬間は様々だと思います。私に至っては単純な人間で些細なことでも幸福を感じられる単純な人間なんです。
食事をしていても自分の口に合わなかったとしても自分の為に作ってくれたと思えると「幸せ」と感じることができますし、犬の散歩をしていても今日は天気がいいな!
散歩日和だ!今日も仕事ができる本当に幸せだなと本気で思えます。お客様に喜ばれた時も幸せを感じることができますし、お客様に叱られた時も私や会社のことを思って叱ってくれたんだなと本気で幸せを感じることができます。
ただこの前、担当していたワンコのカットをしていた時、ふと「犬の本当の幸せってなんだろう」と考えてしまったことがありました。
家庭犬としての幸せ、野良犬としての幸せ、直接犬に「今、幸せ?」聞くことができないのでわかりませんが、本当の犬の幸せって皆さんは考えたことがありますでしょうか?人間から見て犬が喜んでいそうな時はなんとなくわかるような気がしますが、自宅に帰って自分の犬が目をキラキラさせてちぎれるくらい尻尾を振って愛嬌をふりまいているのは犬が喜んでいるのか?
私に喜んでもらいたくてアピールしているのか?複雑な心境になりました。
自宅にいる愛犬は自分の意志で我が家に来たのではなく私の意志で連れてきたのでまじまじと愛犬を見ながら「お前は幸せか?」と尋ねてしまいました。傍で見ていた奥さんが「仕事で悩み事でもあるの?」と私を心配しはじめてしまいました。
どなたか犬の言葉がハッキリわかる器械を作ってみていただけませんかね?多分、正確な意思の疎通ができる器械を作った人はノーベル賞ものだと思うのですが、ただ一つだけトリマーにとっては欠点があるんですよね。
トリミング中「お前の扱いは雑なんだよ!」
「てめぇ顔を近づけるなよ、口臭いんだよ」と犬に言われたらわたしは結構落ち込みそうです。
犬の幸せは本当の意味でわかる日は来るのか?
分からないほうがお互いに気を使い合って幸せなのかもしれません。