「 寄生虫 」
あー暑い!
四季の中で夏が一番嫌いです。冬は大好きですが夏は耐えられません。
寒ければ着込むことができますが暑くて脱ぐには限界があります。
ギャルが目の前で脱いでくれることに拒否する理由はありませんが(笑)
だらしない体を披露する勇気は私にはありませんし、いろんな方に拒否されてしまいます。
とにかく暑さだけは何とかしてほしい!
特に今年は節電が流行語であり、当店でも蛍光灯や照明など必要としない電力は可能な限りカットしていますが、やはり口がきけないペットには「節電」「我慢」は理解させられないのでペットがいる部屋はしっかり空調を利かせています。
さて、夏が嫌いな理由にもう一つ「虫」が発生することも嫌いです。寝苦しい夜に耳元で「プーン」とされたり、汗をかいている時に蟻んこに皮膚を歩かれたりすると「キィー!!」となってしまうのは私だけでしょうか?
いいえ誰でも、、虫と言えば実はペットと人間に危害を加える梅雨時期から秋にかけて大量に発生する虫がいます、それは「ノミ、ダニ」という人畜共通の寄生虫です。まずノミはどこで寄生するか分かりません。逆に言えばどこにでもいてどこからでも寄生し吸血します。
ペットと人間は体質によって吸血されなくても寄生されただけで皮膚が炎症したりするアレルギー反応を起こしたりする場合があります。
ペットにノミを発見したら発見した数の20倍いると思ってくださいノミは目で確認できる大きさは成虫であって、蛹や卵は目で確認することができません。したがってノミを一匹見つけたら20倍いると思った方がいいです。ノミの怖い所は繁殖力とノミの体に寄生している条虫が人間やペットの口から体に入ってお腹でふ化してしまう事です。
そうなったらえらいことでお腹の中で虫がわき排便の際に肛門から虫が湧いてくる場合があります。(人間でも!)トリミングをしていてたまに肛門から虫がムニョムニョ出てくることがあります。想像を絶するスプラッターです。想像してみてください!怖いですよ、、、
さて次にダニですがダニは基本草むらから寄生する場合がほとんどです。ノミ同様人間もペットも吸血されるとアレルギー反応が出る場合があり家の中で大量に繁殖もします。ただノミと違って一度ペットに吸血したらお腹いっぱいになるまで吸い続ける特長があります。
注意して頂きたいことはもしダニを発見しても絶対に取ろうとしない事です。ダニはペットの皮膚に頭を突っ込んで食いついていますので無理にはがすと頭を残したまま除去してしまったり、ノミ同様ダニの体に寄生している病原菌をまき散らしてしまうことがあります。要注意です!
ノミダニはいつ?どこで?寄生するか分からないものなので自己防衛しかありません。その為に当店では動物病院で処方されている「フロントライン」をお勧めしております。
フロントラインを毎月処方していればノミダニの心配はなくなります。ただし薬なので「体に合う、合わない」がありますので必ず獣医さんの判断を仰いでいただきたいと思います。あと注意して頂きたいのはペットショップや量販店で販売されているフロントラインもどきのノミダニ駆除剤は全く効果がないと思っていただいた方がいいと思います。
もししっかりと効果があるならばとっくに当店で大量販売しています。販売していないということは効果が薄いという事です。病院に行くのはめんどくさいなどございますが、ノミダニは人間にも害を及ぼしますので自己防衛でこの夏を乗り切りましょう。