「 選択 」
怒涛の夏休みが終わり、ホッと一息を入れています。
大きな事故ケガがなく大事なお客様のペットをお客様のもとにお返しできて
安心しております。
さて今年の夏休みも例外なく暑い日が続き若干、鈴木はバテ気味です。
仕事終わりご飯を食べながらのビールはさぞ最高でしょうが残念ながらスズキ一切アルコールが飲めません。ＴＶＣＭで美味しそうにタレントさんがビールを飲むシーンをよく見ますが、心からおいしそうに見えて何度かコンビニで同じビールを購入し飲んでみますが「やはり苦い！」美味しさを全く感じ得ません。
人生で人と同じことができない事に損している気がしてなりません。さらにタバコもやめてまったくもってつまらない人生になってしまいました。日本人はアルコールを美味しいと感じる感じないは別として「６割の人はアルコールを苦手としている人種」と聞いたことがあります。
でもＴＶなどを見ると全国民がアルコールを飲んでいるかのように放送している現状に若干の違和感を感じ得ません。
飲めない体質を象徴しているお話で私の家族は代々続く「酒屋」です。以前の勢いは影をひそめ長男がひっそり一人でお店を経営しておりますが、何を隠そう！わが家族は誰一人お酒を心から「おいしい」そして「アルコールに強い」人はおらず晩酌をする人間は皆無であります。
そんな人間が５代も続く「酒屋」を営んでいるなんておかしな話です。どうやってお客様のニーズに合ったお酒を選んでいたのかと思うとちょっと笑えます。長男もお酒を愛しているわけでもないのに家系を継ぐということは頭が下がります。自分の人生の選択で「継ぐ」を選択した長男は自分で選んだとしても長男としての責任感の元での選択ですので尊敬しております。継いだ会社が大きく勢いがある会社ならばいいが小さく細々とやっている会社を継ぐということに長男にとってのターニングポイントだったのかもしれません。
「ターニングポイント」でお話をしようかなと思います。
何度かこの「スズキ的一日」で書いたことがあるかと思いますが、人生の中でやっぱり「ターニングポイント」と言える瞬間があると思うんですよね。今、思い返せば私はこの業界に入るきっかけだった、「大学受験の失敗」、受験に失敗したことで時間ができ（時間が出来たら勉強しろとはいかず）家族が飼ったばかりの大型犬散歩担当になったことが私にとってターニングポイントだったのかもしれません。
あそこで家族が大型犬を飼わなければ今の私はこうやって「トリミング」していることもなく大事なお客様と巡り合うこともなかったと思うんですよね。人生において「ターニングポイント」「人との縁」は人がめぐり合う人生の七不思議のひとつかもしれませんね。ただ神様は面白く忍耐強くそしてその人間がよりよく生きれるよう様々な試練を与え素直に試練を乗り越えられた人にはその人にとって「いいターニングポイント」「いい人とのめぐりあわせ」を与えてくれているんじゃないかと思います。
神様が与える試練を素直にうまくこなせていない人は「なんで俺ばっかりこうなるんだ」的な人生を送っているような気がするのは私だけでしょうか？決して私は素直ではなかったし、いい人間でもないし、今の人生が最高だとも思っていません。
もしかしたら大型犬の散歩担当をしていない方が最高のターニングポイントだったかもしれません。ただ今、私はウソ偽りなく最高ではありませんが「心から幸せ」を感じながら生活させていただいていますので今現在では間違った選択ではなかったと思います。
良いお客様に出会え良い仲間に支えられ心から幸せです。
さて「選択」のお話ですが、当社員で長年働いてくれた社員が８月いっぱいで退社することになりました。本当にいい奴です。本人にとって「いいターニングポイント」になっていることを願っています。今生きている日本において自分の人生の中で強制的な選択はなく自分の好きなように自分の人生を選択できます。自分で選んだ選択に間違いはありません。
本人にとって人生の最高の選択をしたんだと思います。心からがんばれ！
犬は何も選択する余地がない動物です。犬が幸せになるよう飼い主が責任を持って一生涯お互いが幸せになるよう努力してください。お願いいたします
