「 100回 」
HP上に更新している回数とお店でお渡ししているスズキ的イチニチの回数に誤差がございます。
もう年末なんですね、、ペット屋さんは盆暮れ正月GWなど一般的なお休みがある方の休暇の時に忙しくなる技術業でありサービス業でもあります。
特に年末は私がこの業界に入ったころは「除夜の鐘は店で聞く」と言う位、殺人的な忙しさでした。
今でも変わりませんが、、、
ただ当店では手作業の為、取り掛かれる頭数に限りがありますので毎年お得意様を中心に2か月前から予約調整をして怒涛の年末に備えております。
やはりお正月はワンコも綺麗な方がいいですもんね。
多分私の愛犬たちはコキタナイままお正月を迎えることでしょう。
まぁ毎年の事なんでいいんですけどね。
逆に経営者として年末で暇なほうが背筋が凍る思いになってしまいます。
この新聞も今回で100回目を迎えることが出来ました。
私の周囲の人間は私の飽きっぽい性格を知っていたので当初は10回程度で終わるだろうなと思われていましたが、なんか続いていることに私自身ビックリです。
そして毎回内容の無いくだらない話を読んで頂けているお客様に感謝です。
100回を記念して?少し自己紹介的なお話をしてみようかと思います。
私は19歳でこのペット業界に入りました。
ペット業界に入る前は最底辺の高校を卒業して現役で大学にチェレンジするも失敗し浪人して再チャレンジしましたがやっぱりだめで、まぁ予備校時代雀荘とパチンコとナンパしかしていませんでしたので当然の結果です。そんなわけで2狼するかどうするか自分自身今後の人生に漠然たるモヤモヤ感を抱きつつニート君に足を突っ込む寸前でした。
そんな時家族でなぜか大型犬を飼う事が勝手に決定されて全く躾がされていない暴れん坊の大型犬の散歩担当をニート君の私がする事に決定されてました。ただこの大型犬との出会いで私の運命が変わりました。
ある時散歩中私の握っているリードを振り切って暴走し超大型犬のグレートデンに喧嘩を吹っ掛けたものの見事に返り討ちにあい、相手の飼い主のの第一声が「なんだこの馬鹿犬は」ということを今でも良く覚えております。
話をしていくうちに「この時間に散歩しているならどうせ暇なんだろ?しつけしてやるから毎日来い」そして家族の了解のもと愛犬と私の猛特訓が始りました。見る見る自分の愛犬がおりこうさんになっていくさまを間近で実感し「犬のしつけ」という職業に興味が湧き始めました。訓練士になるには?お給料は?調べれば調べるほどとても安定した生活が望めないことが分かり、でも犬に関わる仕事がしてみたい衝動に駆られ私の中ではアルバイトという形であるペットショップに入社することになりなりました。
「暇なんだろ、それなら毎日来い」
「とりあえずワンコ洗ってみようか?」
「ワンコ乾かしてみようか」
トリマーになるために入ったわけではなくペットに関する仕事をしてみたかった簡単な動機からあれよあれよとトリミング技術を教えて頂きトリミングのおもしろさと奥の深さ、そしてなによりこんな学歴も資格もないようなむさ苦しい男にお客様から「うちのワンコを奇麗にしてくれてありがとう」感謝とねぎらいの言葉を頂けるようになってから完全に私にとってトリミングが天職になってしまいました。
寝食を忘れてトリミングを勉強して人に教える技術と管理することを学びペットサロンを経営することを勉強させていただきました。
こんなペット関係のド素人の私に可能性と将来性を見込んだ接し方をして頂いた前職場には感謝しかありません。人生にとってのターニングポイントとはいつ何時どんなタイミングで訪れるかわかりません。
私にとっては家族が大型犬を飼い始めたことが人生の転機だったんだなと今となっては感じております。