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スズキ的イチニチ
第41話
「毛玉、抜毛料金」
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「 毛玉、抜毛料金 」
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は過分なご配慮を頂き誠にありがとうございます。
2009年を漢字で表すと世間では「新」だったと思いますが、私や会社にとっては「学」
だった2009年でした。一昨年は良くも悪くも本当に「学」で、1つのトラブルから多く
のことを学び1つの好機から多くのことが学べた1年だったと思います。
さて2010年はどんな年になるのか楽しみです。
世の中政権が変わり景気が悪く雇用不安など、ここ10年でこれほど大きく変動することは
ないだろうと、世間では騒がれていますがこういう時は自分をしっかり見つめ自分の行動指
針を立てなければ急速な変化に対応できなくなる、と前の社長に耳がタコになる程言われた
事を思い出しました。
特にペット業界は流行り廃りが早く常日頃2.3年先をしっかり見据えていないとすぐ淘汰
されてしまう危うい業界です。昨年も商圏に5店舗以上新規出店がありましたが既存の6店
舗以上が廃業されている現実もあります。廃業されるには廃業される理由がありますが正直
ペット業界は世間が騒いでいるほど簡単で高利益がもたらされる業界ではございません。
特に「しゃべる事が出来ない動物」を扱う商売は神経が磨り減っていくのが実感できるほど
気を使います。しかし自分の技術や知識などでお客様に喜んでいただけた時は他の職種で味
わう事が出来ないほど達成感と充実感を味わう事が出来ます。
全世界で唯一人類平等に与えられている「時間」の1分1秒を濃密に今年は過ごしたいと思
います。 本年も厳しいご指導の程よろしくお願い致します。
さて本題の「毛玉、抜毛料金」に関してお話をさせていただきたいと思います。
伝票をご覧になったときや当社員から「本日毛玉料金が発生しております」
といわれた事があると思いますが、そもそも毛玉抜毛料金とは、
ペット美容に関する料金は全て技術料金となっています。
各犬種や大きさによって基本料金というものがあります。
基本料金は毛質、大きさ、仕上がるまでの時間や技術料によって決定されています。
基本料金は仕上がるまでの決められた時間があり時間内で仕上がることが前提ですが犬体の
状態によって大幅に遅れる事があります。その1つの原因が「毛玉や抜毛」です。
毛玉や抜毛はペット美容を進行するに当たって大幅な時間ロスが生じます。
毛玉や抜毛除去には犬体に負担をかけないようとする技術や時間が必要とされます。
そこで基本料金内では終わらない場合技術料や時間が「毛玉抜毛手間代」として発生して
しまいます。この毛玉抜毛の料金は500円〜5000円以上になることもあります。
納得されないかもしれませんが同じ犬種、同じ周期でペット美容をされていても犬体の状態
や毛量、飼育環境、日頃使っているブラシによって同じようにやっていても片方は基本料金
だけなのに片方は抜毛毛玉料金が発生するといった事が起こります。
人間でも毛量の差や毛質(クセ毛、パーマ、ストレート)があるように同じ犬種でも状態は
様々です。当店のトリマーは犬種でトリミングを行なっているのではなくその子その子で
トリミング内容をベストチョイスにしています。
したがって毎月シャンプーをしているのに何で私の犬だけ「抜毛毛玉料金がかかるのか」
納得されない事が起こってしまいます。毛玉抜毛料金を発生させない為には愛犬にあった
ブラシを選ぶ事(トリマーに聞きましょう) 犬にとっての毎日のブラッシングは人間にと
っての毎日のお風呂のようなものです。毎日犬種にあったブラシでブラッシングしましょう!
そうすればペットとのコミュニケーションが増え皮膚の新陳代謝が活性化されより一層皮膚や毛が
上質なものになると思います。
絶対にペットも喜びます。頑張ってください!!
以前2年ぶりにトリミングにいらっしゃったお客様で「毛玉抜毛料金が10000円を超えたお客様が
いました。小型犬なのに2万円以上料金を請求した事がありました。
これは最悪のケースですがそんな事にならないようブラッシングと定期的なご利用お待ちしており
ます。もし犬種にあったブラシやブラッシング方法がわからない場合は当店のベテラントリマーに
お話くださいませ。出来る限りご協力させていただきます。
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